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2024.02.07

森林講演会「奥会津地域の森林のポテンシャル!資源利用と空間利用の観点から」の開催について

 当協議会では、奥会津地域の森林再生・活性化を図り、森林資源を活かした取組みを活発にさせるため、奥会津森林資源利活用事業を実施しております。
 これからの森林は多面的な利用が必要であることから、「奥会津地域の森林のポテンシャル!資源利用と空間利用の観点から」を全体テーマとした森林講演会を開催します。
※お申し込みは下記記載のアドレスまたはチラシ記載のQRコード(Google申込みフォーム)よりお願いします。

◆講師紹介

〇木村憲一郎氏
所属:福島林業研究会 博士(農学)
題名:奥会津地域の森林・林業の特徴とこれからの利用
概要:
地球温暖化、災害の多発、エネルギー需給のひっ迫など私たちの暮らしや経済に関わる様々な問題が顕在化しています。こうした中、豊富な森林資源、地域産業としての林業の役割が改めて注目されています。本報告では、なぜいま森林利用なのかを3 つの視点から整理するほか、最新の統計情報に基づく全国比較、報告者の経験による県内比較などから奥会津地域の森林・林業の特徴を浮き彫りにします。これからの利用では、木材、空間、食材をキーワードに、ポテンシャル発揮に向けた議論を進めます。

〇早舩真智氏
所属:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 林業経営・政策研究領域 研究員
題名:国際市場の変化と地域材流通のあり方
概要:
2000年代以降の世界の原木・製材貿易の動向をみると、世界的な木材需要拡大に対する日本の需要縮小があり、日本が木材を安定調達できる状況が揺らぎ始めています。そこで国産材の利用拡大が模索されていますが、森林・木材産業のあり方は地域によって様々です。本報告では針葉樹のみならず広葉樹を含む地域材をいかに流通させていくか、これまでの木材流通のあり方を振り返りつつ、近年の新たな動向について議論します。

〇平野悠一郎氏
所属:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 多摩森林科学園 主任研究員
題名:森林空間利用の新展開:外部からの訪問・体感利用の多様な発展と可能性
概要:
森林空間利用は、近年、地域外部の人々による森林への訪問・体感利用の発展として、再びクローズアップされつつあります。そこでは、従来の登山やハイキングのみならず、スキーやゴルフ等の大規模施設を伴わない、新たな利用形態が多く見られるようになりました。森林セラピー、トレイルランニング、マウンテンバイク、冒険型パーク、様々なスタイルの滞在型キャンプ、体験型の林産物採取といったこれらの訪問・体感利用は、適切な仕組みづくりを通じて、それらをめぐる軋轢や対立を調整・解決することができれば、森林の有効活用と地域活性化に結びつく可能性を持っています。

日時:3月4日(月) 14:00~16:30
場所:やないづふれあい館(多目的ホール)
   (所在地:福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙242-2)
問合せ:奥会津五町村活性化協議会事務局
住所:福島県大沼郡金山町大字中川字上居平933
TEL:0241-42-7125
メール:tdrsk@okuaizu.net

申込みフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd2Gm2SJR_5H0wjAm7mPfDgBADrmDnEhLBSjTsp-O8nDo_75g/viewform