冴える仕事「手技」
継承されてきた伝統工芸の技。地域文化を守る技。そして、新たな価値を表現す る技。奥会津には、暮らしを彩る数々の「技」が息づいています。
柳津微細彫刻(やないづびさいちょうこく)
仏都に受け継がれる、極小の神仏彫刻。
微細彫刻とは、柳津町に受け継がれる極小の神仏彫刻を指します。
その大きさは、わずか0.2~3.5cmほど。ギンナンやクルミの殻をお堂に見立て、その内部にマユミやツゲなどで作った虚空蔵菩薩、七福神などの木像が納められます。その細やかな指使いは、まさに圧巻のひと言です。
記録によると、1578年にはクルミを使った小さな彫刻が作られたとか。その貴重な技術も、現在では、町内に工房を構える微細彫刻師・金坂富山氏ただ一人が伝えるばかりとなってしまいました。
柳津町は、その象徴とも言える福満虚空蔵尊圓蔵寺を中心に「仏都・会津」の一角を担ってきた地域。微細彫刻は、往事の多彩な仏教文化を現代に伝える工芸品なのです。
