祈りの千年「信仰」

はるかな昔から、神仏への厚い信仰心が根付いている奥会津。仏都の奥地には、 祈りの歴史を伝える数多くの神社や仏閣が鎮座しています。

佐倉観音寺(さくらかんのんじ)

昭和村で唯一の御蔵入三十三観音札所。

佐倉観音寺

佐倉観音寺は昭和村のからむし織の里近くにあり、御蔵入三十三観音の第七番札所としても知られています。往事は三十三観音を巡礼する人々が行き交いました。
寺の名前の通り、本尊には十一面観音像が安置されていますが、現在では村役場近くにある正法寺住職の兼務寺となっているため拝観できません。江戸時代の初め、1616年に清隣了察によって開かれたと伝えられています。
昭和村で御蔵入三十三観音札所とされているのは、この寺1カ所のみです。御蔵入とは、江戸時代に南会津郡全域が幕府直轄地である南山御蔵入領になったことに由来する言葉で、奥会津三十三観音とも呼ばれています。札所が設けられたのは、1689年とされています。

佐倉観音寺

往事の三十三観音参りを、ほうふつとさせるたたずまい。現在では十一面観音を見ることができなくなっています。

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