祈りの千年「信仰」
はるかな昔から、神仏への厚い信仰心が根付いている奥会津。仏都の奥地には、 祈りの歴史を伝える数多くの神社や仏閣が鎮座しています。
鮭立磨崖仏(さけだちまがいぶつ)
五穀豊穣を祈って彫られた、51柱の神仏。
会津地方で唯一の磨崖仏像群で、金山町の鮭立地区にあります。
この地に住んでいた修験者の法印宥尊が、江戸時代中期に起きた天明の飢饉の惨状を知り、五穀豊穣と疫病退散を祈ってつくり始めたと伝えられています。その志は法印賢誉によって受け継がれ、磨崖仏の完成にいたったということです。
右側の方が、より古い時代につくられたもの。現在は風化が進んでしまいましたが、残った顔料から完成当時の美しさが想像できます。
仏像は厚肉彫りで、高さは15〜60cmほど。不動明王を中心に弁財天、鬼子母神、閻魔大王など51体が確認されています。特に深沙大将は全国的にも珍しく、ほかには大分県に1体あるのみと言われています。
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