祈りの千年「信仰」

はるかな昔から、神仏への厚い信仰心が根付いている奥会津。仏都の奥地には、 祈りの歴史を伝える数多くの神社や仏閣が鎮座しています。

成法寺観音堂(じょうほうじかんのんどう)

和様と唐様が混在する、国重文のたたずまい。

成法寺観音堂

成法寺は平安時代初期に、菩薩と慕われた名僧・徳一によって開かれたと伝えられています。土地のほぼ中央に位置する観音堂は桃山時代初期の建立と言われ、茅ぶき、寄せ棟造りで廻り縁のある構造となっています。
建物は和唐折衷のつくりで、国の重要文化財に指定されています。また成法寺には聖観音菩薩座像がまつられていますが、こちらは福島県の重要文化財となっています。
成法寺は御蔵入三十三観音の一番札所でもあります。御蔵入とは、江戸時代に南会津郡全域が幕府直轄地である南山御蔵入領になったことに由来します。
寺の裏には奇岩怪石が並ぶ仏地山がそびえ、古くから信仰の対象になっていたようです。弘法大師空海が訪れたとの伝説も残されています。

成法寺観音堂

石段を上れば、観音堂が見えてきます。周囲の点在する苔むした石碑が、長い歴史を感じさせます。

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