文化を守る「里人」

木貴重な自然を守る人。伝統の技術を受け継ぐ人。ふるさと奥会津の文化を守り、 次代に伝えようと活動している里人たちを紹介します。

二瓶 政一さん(にへい まさいち/三島町・鳥獣保護員)

三島の山で育った、狩猟の名人。

三島の山の写真

二瓶 政一さんは三島町の鳥獣保護員を60歳からはじめ、現在15年目で、御年75歳。
鳥獣保護員とは、狩猟違反の取り締まりや指導、有害駆除が主な仕事で、猟友会支部長の推薦で県から委託され任務にあたる。毎年11月15日から2月15日が猟の解禁日となり、二瓶さんも忙しくなるが、最近では猟をする若い人が減ってきたとの事。自身も昔は毎日山へ入って猟をしたが、最近では月に1回か2回しか入らなくなったと言う。「獲物が少なくなってんだ」と、少し曇り顔で話す二瓶さん。

二瓶さんが猟を始めたきっかけを尋ねると、「じいちゃんが猟をしてたからなぁ、子供の頃からなんとなく身近に猟があった」「飛ぶ山鳥を打ち落とすのは本当に面白い」と祖父との思い出を、目を細めて楽しそうに語ってくれた。

奥会津の恵み、そして人のぬくもりを守る。

二瓶さん近影

「山鳥は2羽までしか捕っては駄目」「もちろん狩猟は趣味だから、捕った鳥を売っても駄目」なんだという。
鳥獣保護員として山を守る二瓶さんは、狩猟のために山に入る人への指導にも余念が無い。また、春先は雪が解け雪崩の危険もあるという。県外から猟に来る方々へ、危険なエリアや人家の場所を教えるのも二瓶さんの役目だ。

「山鳥は、そばに入れて食べるのが最高に旨いんだ」と奥さんと笑って話す。ルールを守り、山の恵みを獲り、そして味わう。「この魅力をもっと若い人にも体験して欲しいんだけどね」と二瓶さんは話す。

二瓶 政一さんにとっての「奥会津」

「何処にでも四季は有るけど、この季節の変化は奥会津ならではだよな」と二瓶さんは言う。確かに、心地よい春、鮮烈な夏、紅葉彩る秋、そして厳しい冬。奥会津ならではの四季折々の印象深さは訪れた人にしか味わえない。子供の頃から奥会津の山々と暮らしてきた二瓶さんだからこそ一言一言に重みと真実味がある。

二瓶さんの語る魅力を味わいに是非、奥会津を訪れてその魅力を体感して欲しい。ただ、最低でも4回は来なければならないワケだが。

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三島町

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