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●ちそっ葉巻き
ジャガイモをすりおろして味噌と砂糖を混ぜ、つなぎにほんの少々の小麦粉を加える。
それをシソの葉で巻いて揚げただけのお惣菜だが、これさえあれば食が進むというお年寄りが多い。
食欲が衰えるこの時期のお年寄りにとって、シソの爽やかな香りと、長年なじんだ味噌の香りは、なによりの活力剤である。
ジャガイモの澱粉のせいかモチモチとした食感が好まれて、味噌を少なめにしてお茶請けにも喜ばれている。
●カリカリ梅漬け
叩いて塩漬けした梅を、砂糖とシソに漬けたもの。
お茶請けや食後の口直しに、この地域で一般的に作られており、甘いのが苦手という人のためにはカリカリ塩梅が用意される。
いずれも、爽やかな酸味とカリッとした食感が好まれている。
梅干もこの時期大量に作られるので、土用にはどこの集落でも塩漬けした梅を干す光景が見られる。
このときの梅を塩抜きして、砂糖とシソに漬けこんだ「梅菓子」も上品なデザートとして供されている。
きざみ南蛮を入れると、ピリッとした辛みがさらに食欲をそそる。 |