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にぎやかな声の主たち
まだまだ雪は消えてはいないけど、時折り春めいた日もあるなァと感じる頃、気が付くと鳥たちのにぎやかな鳴き声に「あぁ、春も近いな!」と思われる方も多いでしょう。最初に鳴き始める鳥たちの中で、特徴的な鳴き声で鳴くのはカラの仲間たちでしょう。カラ類は年間を通じて奥会津に棲んでいますが、この時期になると、そろそろパートナー探しのために囀りを始めるのです。ヒガラは「ツツピツツピ」と高く棲んだ声で囀り、コガラは「フィーフィーフィー」と柔らかな口笛のような声で囀ります。もう、皆さんの家の周りでも、鳴き始めてはいませんか?
田畑から一斉に飛び立つ鳥の大群
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写真:一斉に飛び立つアトリの大群
写真出典:「日本動物大百科 鳥類タ」
(株式会社 平凡社) |
雪解けが始まり、田畑の所々に土が顔を見せ始める頃、数百、数千羽の鳥の大群が一斉に飛び立つ姿に圧倒されたことはありませんか?この季節に大群をつくってシベリアなどの繁殖地に向かって渡っていくのは「アトリ」という名の鳥たちです。スズメよりもやや大きく太いくちばしをもつこの鳥は、「集まる鳥」「アットリ」から「アトリ」という名がついたといわれています。日本への渡来数は年によってかなり変動がありますが、今年は東京でも各所で相当数の大群が確認されており、アトリの当たり年だという情報もあります。奥会津でも今年は凄い数の大群が見られるかもしれませんよ!
一羽旅の末にたどり着く鳥たち
雪がほぼ消える頃になると、東南アジアの各地から奥会津の森を子育ての場所にと、一人旅ならぬ一羽旅を続けてやっとたどり着く鳥たちも姿を見せ始めます。数回羽ばたいては滑空するといった飛び方を繰り返しながら、山の端を辿るようにして飛んでいくのは、猛禽類の一種であるサシバやハチクマといった鳥たちです。一年中奥会津に棲んでいるイヌワシやクマタカなどと比べれば小型の猛禽ですから、その分羽ばたきの頻度は高く、羽ばたく速度も早いので見分けることができるでしょう。
奥会津自然再発見プロジェクト担当
潟vレック研究所 松井孝子・稲川 良
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